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「浜名湖のり」登録申請へ ブランド化目指す

朝日に照らされオレンジ色に色づく浜名湖で行われるノリの収穫作業=今春、斉藤直純撮影

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 浜名湖で育てられたノリを「浜名湖のり」として、浜名漁協(浜松市西区)は十五日、特許庁の地域団体商標に登録申請することを決めた。浜名湖は江戸時代から続く日本最古のノリ養殖場で、二〇二〇年に養殖二百周年を迎える。同年は東京五輪・パラリンピックもあり、関係者は「浜名湖の認知度を高める絶好の機会になる」と期待を寄せる。

 一八二〇年ごろに、信州ののり商人の森田屋彦之丞と、そのもとにいたのり職人の大森三次郎が浜名湖に養殖法を伝えたとされる。緑色が鮮やかなアオノリが大半で、滑らかな舌触りに特有の磯の香りが特徴。

 地域団体商標は、地域名と商品名を組み合わせた呼称で登録し、独占的な使用を認める制度。一月末現在で六百二十一件が登録されている。県内では「駿河湾桜えび」や「遠州織物」など二十一件。一月には「浜名湖うなぎ」も登録されることが決まった。

 同漁協は十五日の理事会で申請することを承認。今後、手続きを進める。河合和弘組合長は「地理的表示(GI)保護制度で申請したドウマンガニと一緒にブランドとして発信し、浜名湖の発展につなげたい」と話した。

浜名湖で育ち収穫されたノリ

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 県西部の加工業者らが二〇〇九年に立ち上げた「浜名湖のりブランド推進協議会」は、ノリの魅力を伝え、ブランド化していく「ノリべーション」を目指し、申請を後押ししてきた。

 会長の松田和敏・マツダ食品社長は、節目の年であり、国際的な大イベントがある二〇年に注目する。「一九年中に取得できれば、二百周年のお祝いにも、海外発信にも弾みがつく」と力を込めた。

(飯田樹与)

 

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