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中日レディーズサロン

第198回 書道家 武田 双雲さん 「ラッキー体質になる習慣」

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 第百九十八回中日レディーズサロン(中日新聞東海本社主催)が三月十五日、浜松市中区のホテルコンコルド浜松であった。書道家の武田双雲さん(42)が「ラッキー体質になる習慣」と題し、前向きな気持ちで生きる方法を話した。

 書道教室には、園児から八十代まで三百人ほどの生徒がいる。十七年やってきたが去年、二〇二〇年の東京五輪前に教室を閉じると宣言した。お弟子さん二十人が独立したし、子ども三人の子育ても楽になった。四十代は世界中を回りたいと思った。宣言した翌月に、アメリカの西海岸の町に家を買った。僕はストリートから始めたけど、またゼロからのスタート。

 NTTにいた時、「字がうまくてすてきね」って言われて、本人や得意先の名前を書いてほしいという人が並んでね。初めて人生で求められた。ある時、名前を書いた女性が「自分の名前が嫌いだったけど、初めて好きになれた気がするの」と泣きだした。稲妻が落ちて、なぜか次に書いた文字が「辞表」だった。世界中の人に、自分の名前を好きにさせたかった。辞表の「辞」は、「舌が辛(つら)い」と書く。「辛」と書きたくなくて「幸」と書いたら、上司に「いらんこと書くな」って言われた。

 ストリートに出て、世の中は僕の中にしかないことに気づいた。とらえ方でだいぶ違う。僕らは感情という名の下でチャンネルを把握している。選んだチャンネルで、世界が広がっている。イライラしていると、イライラする人を引き寄せる。感謝していると、感謝させてくれる人が現れる。ありがたいと思っていると、ありがたいと思わせてくれる事象が起こる。不安な人には不安な情報がくる。

 感情を整えるコツはすごく簡単。書道では呼吸を整えたり、姿勢をよくしたり、心を整えたりする。所作が感情を整える。自分の感情を整える所作を常に覚えていくと良い。

 ラッキーな表情で生きているとラッキーになる。ラッキーかアンラッキーかは自分が決める。ラッキーだと思う人にはラッキーなことが起こる。今この瞬間に感情が選べる。「すてきな毎日ね」って思える人が増えてほしい。丁寧にいとおしむことでラッキーな波動になってくる。

 たけだ・そううん 1975年、熊本県生まれ。3歳から書道家の母・武田双葉さんに師事。東京理科大理工学部卒業後、NTTに入社。約3年の勤務を経て、書道家として独立した。音楽家や彫刻家など、さまざまなアーティストとともに、独自の創作活動で注目を集める。NHK大河ドラマ「天地人」やスーパーコンピューター「京」など、数多くの題字やロゴを手掛ける。『ポジティブの教科書』など著書多数。

 

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