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中日レディーズサロン

第188回 タレント・翻訳家 ダニエル・カールさん 「がんばっぺ!オラの大好きな日本」

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 第百八十八回中日レディーズサロン(中日新聞東海本社主催)が七月五日、浜松市中区のホテルコンコルド浜松であり、米カリフォルニア州出身のタレントで翻訳家のダニエル・カールさんが「がんばっぺ!オラの大好きな日本」と題して講演した。「日本が元気を取り戻すためにも、もっと自慢話をしなきゃいけねぇ」と山形弁で呼びかけた。講演内容は以下の通り。

 日本のどこが好きかと問われると「バラエティー」と言っている。狭い国土で地方によって文化が全然違って面白い。方言もそうだ。これまで住んだ場所はどこも方言が強い。だが、良さに気付かず、恥ずかしがる人もいる。

 自慢の気持ちと謙虚さは、バランスよく持っていることが大切。自慢ばかりだと聞いている人もあきるが、謙遜ばかりでもつまらない。数十年前の日本はまだバランスが取れていた。「この町には何がありますか」と聞くと、「何もねぇとこだけど、ご案内しましょうか」って。今は「何もねぇ」ばかり。東京五輪で、たくさんの外国人が来たら、日本のことをいろいろ自慢してほしい。

 全国隅々まで分単位の時刻表で電車が運行する交通網を持った国は他にない。水だって蛇口から出る水を直接飲めて、しかもおいしいなんて驚きだ。

 でも、時々自慢しないと「すんばらしい」と思っていたことが、「普通」になり、そのうち「どってことねぇ」になってしまう。

 教育制度もそう。世界ではまだ、「貧乏だから」「民族が違うから」「女だから」と平等に教育を受けられない国もあるが、日本は明治時代から全ての子どもが教育を受けられるようになった。教育の権利は人権だという考えが根付いている。

 ときどき周りを見回して、いいものを探してほしい。自慢できるものはまだまだ山ほどあるはず。

(小沢慧一)

 ダニエル・カール 1960年、米カリフォルニア州モンロビア市出身。高校時代に智弁学園(奈良)に1年、大学時代に関西外語大(大阪)で4カ月、交換留学生として学んだ。大学卒業後は外国語指導助手として山形県に赴任し、3年間英語教育に従事。上京後は翻訳・通訳会社を設立。89年にタレントデビューし、山形弁を生かしてドラマ、司会、コメンテーターなどをマルチにこなす。

 

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