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AIする未来 〜人工知能がつくる新聞〜

教えて! 狩野先生 AIを知る夏期講習 6限目

◆AI正解考えよう

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 −AIへの期待が高まる半面、人の仕事を奪うという話もあります。どう付き合えばよいのですか?

 不安になるのは分かりますが、それは人類の歴史で新しい技術が生まれるたびに起きてきたことでもあります。学生によく言っていることですが、単純作業、つまり簡単にパターンではまねできないことをできるようになってほしい。もっと言えば、AIとは何かを理解し、それを使う側に立った方が強い。

 −活用する上で気をつけることは?

 正解があるかないかが重要なポイントで、例えば技術の継承が難しくなってベテラン職人の技を自動化できないかと相談を受けますが、ベテランが「どうやっているか」を説明できない。正解がないと、そのものまねは難しいです。

 だから、課題を作業レベルで考え、正解がある問題に落とせるか考える必要があります。例えば農業は十分なデータの収集が難しそうですが、作物が育つという正解が一応は設定できる。

 −現場のニーズは?

 私が企業からうかがう案件はだいたい三種類。自動化でのコストダウン、人手不足による技術継承サポート、夢を持って「すごいことができるのでは」と意欲を示されるパターンです。

 興味を持った方は勉強してみて、「何に使えそうなのか」というポイントをつかんでほしい。そうでないと期待外れな結果になりかねません。

 −狩野先生は研究で何を目指しますか?

 究極の目標は、人間と同じように話せるシステムをつくること。それには自分や相手が何者かを把握し、文脈や文化の理解も必要になる。身体性、人間の感覚に相当するものも要るかもしれません。人間を知ることにもつながりますよ。今は大量のデータで学習させる手法が多いですが、人ってそんなにデータがなくても習得できるんです。そうした視点で新しいブレークスルー(前進)を探りたいと思います。先は長いですが、やりがいがあります。

 次回は補習です。

<見出しは狩野研究室作成のAIが考えました>

 

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