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AIする未来 〜人工知能がつくる新聞〜

教えて! 狩野先生 AIを知る夏期講習 5限目

◆多くうそ AI見抜け

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 −右隣の記事でも紹介していますが、若者に人気のある「人狼(じんろう)ゲーム」を、AI同士でプレーさせるプロジェクトに参加されています。会話を通じてうそをついたり推理したりし、仲間に紛れ込んだうそつきのプレーヤー(人狼)を見つけるゲーム。なぜ始めたのですか?

 この「人狼知能プロジェクト」にはいろんな分野と目的がありますが、私は「自然言語処理」によって言葉の意味を分析、生成して人間と会話する「対話システム」の性能を向上させるために参加しています。

 −人狼ゲームでは将棋や囲碁などとは違い、対戦相手の情報は不完全なものしか与えられません。言葉や表情で駆け引きするコミュニケーションが必要とされますが、AIに可能なのでしょうか?

 相手のAIのプログラムによってさまざまですが、人間だったらそんなこと言わないだろう、という発話はあるし、まだ会話のキャッチボールがほとんど続かないのが現状です。

 「正解」を学ばせるのがAI研究の主流ですが、会話に正解はありません。

 −人間でもウソを見破るのは難しい

 意図的につくこともあれば、結果的にウソになることも。また相手の思考や、相手が自分をどう思っているかなどの推測もしないと、見破ることは困難です。

 言葉の解釈もハードルが高い。省略や表現のパターンが多く、あいまいな表現がたくさんあります。例えばプレーヤーAがBに対し、「Cが人狼かな?」と言った場合、疑いの目を向けているのか単に質問しているだけなのか、ニュアンスはいろいろありえます。

 −話すプレーヤーを特定する画像認識や自然言語処理、言語生成や音声出力といった、さまざまな技術が必要になりますね

 今はまだテキスト(文字)でやりとりしている段階で、そこまで行っていません。今後はリアルタイムに音声でやるなど、できる範囲を広げたいですね。

 次回はAIをどう生かすかを考えます。

<見出しは狩野研究室作成のAIが考えました>

 

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