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AIする未来 〜人工知能がつくる新聞〜

教えて! 狩野先生 AIを知る夏期講習 3限目

◆AI 画像できた

写真

 −最近AIが一気に注目を集めるようになったのは、技術の発展が大きいのでしょうか?

 プログラムに学習をさせる手法のひとつである「深層学習(ディープラーニング)」がうまくできるようになりました。

 深層=多くの階層(四層以上)=を経て、お手本となる正解から学ばせる仕組み。生物の神経系をヒントにしたネットワークで学習させます。

 分かりやすいのが画像認識。これがうまくいったので、ディープラーニングがはやりだしました。

 ある画像(入力)に対し、それが何を示しているかの「正解」(出力)にたどりつけるかどうか。これまで△や○、線とか部分的な形をどう組み合わせて判断するかをある程度人間が設計していましたが、全部自動でやります。コンピューターの処理能力向上や、情報を各層に伝達するときの関数を変えるなど「育て方」も工夫してきた結果、うまくできるようになりました。

 顔認識なら、まず顔写真データをいろんなバリエーションで、たくさん集めます。そして例えば鼻の輪郭を検出して線にして、目の形とか顔色とか、他の要素を全部重ね合わせて、総合的に判断させます。

 −中日新聞ではこの夏期講習の連載や元日の紙面で、狩野先生の研究室に記事の見出しを付けてもらいました。これも画像認識と同じですか?

 入力した記事に対して、なるべく「正しい」見出しを出力する、という入出力の点では似ています。しかし画像に比べると、言語は意味を持ち、文法があり、いろんな言葉の並びがあって複雑です。「どの見出しが正解か」という評価がしにくいので、改良も難しい。

 次回は「AIで世界はすぐ変わるのか?」をテーマに解説します。

<見出しは狩野研究室作成のAIが考えました>

 

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