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「風神雷神図屏風」複製品 浜松市美術館で展示

最新技術と伝統の技を融合させた「風神雷神図屏風」の複製=浜松市中区の市美術館で

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 最新のデジタル技術と伝統の技を融合させた「風神雷神図屏風(びょうぶ)」の高精細複製品が、浜松市中区松城町の市美術館で展示されている。本物そっくりの出来栄えに、来館者の注目を集めている。十七日まで。

 京都文化協会と大手電気機器メーカー「キヤノン」による文化財未来継承プロジェクトで制作。この複製品は普段、京都の建仁寺で公開しているが、同館で開催中の作品展「子どもの市展」に合わせ、市教委が借りた。

 現物は二曲一双で、十七世紀に俵屋宗達が描いた国宝。複製は各隻縦一七六センチ、横一九四センチで現物と同じ大きさ。デジタル一眼レフカメラで撮影した高解像度のデジタル画像データに、さらに独自の色補正処理をし、大判プリンターで印刷。金箔(きんぱく)を貼った上で経年変化したように見せるため、さらに印刷を重ねた。

 九日には鑑賞講座があり、日本の美術品を振興する日本美術院メンバーの永吉秀司・新潟大准教授が、同館に隣接する小中一貫校「浜松中部学園」の五、六、八年生計二百七十五人に、複製技術や日本画法、作品の楽しみ方について説明。「正面から見ると、絵の具が凸凹して見えるけど、真横から見ると真っ平ら」「ろうそくの灯で見ると、人物が動いて見える。現代で言うバーチャルリアリティーみたいでしょう」と話すと、子どもたちはうなずきながら作品に見入っていた。

 古橋優空(ゆう)さん(11)は「見る角度によって感じるものが違った」と話していた。

(飯田樹与)

 

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