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昭和の日常残す 湖西で写真展

◆愛好家前田さん 世相映す

昭和の写真が並ぶ会場=湖西市新居町の小松楼まちづくり交流館で

写真

 昭和三十〜五十年代の写真を紹介する写真展「昭和の記憶 あの日あの時」が湖西市新居町の小松楼まちづくり交流館で開かれている。三十一日まで。

 出品した同市新居町の写真愛好家、前田裕二さん(78)は当時、写真雑誌、月刊アサヒカメラの月例コンテストに応募を続けていた。そのフィルムをパソコンに取り込み、傷や汚れを取り除いてプリントし直したモノクロ写真六十枚を展示する。

 新居町や浜松市西区舞阪町、愛知県豊橋市などの町中や港、駅などでの人々の日常の暮らしを見つめた写真が並ぶ。豊橋市の鉄道の保線区事務所で朝一番、勤務を交代する姿や、住民が「白須賀駅」と呼んだ湖西市白須賀のJRバスのバス停、舞阪港でカキの漁具を手入れする高齢女性などが写る。

 「人が入らないと生活は伝わらない」と前田さん。ウサギ小屋を持つ男性には最初は嫌がられたが何度か通い、ウサギをかわいがっているうちに家の中を写させてくれた。豊橋の市電の赤岩車庫で保全を担当していた男性は「かっこよく撮ってくれたら使わせてやる」とポーズを取ったという。

 前田さんは「当時は入賞するために必死で頑張っていたが、今見返すと、世相や風俗は人々の姿や当時の服装などからも伝わると感じる。味わいがあるし、貴重な記録になったと思います。懐かしんでもらえたら。これからも時代を映すために人を撮りたい」と話した。月曜休館。

(野村由美子)

 

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