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UDの必要性を実感 浜松・平山小児童

◆工務店代表の鈴木さん説明

手の力の弱い人でも握りやすい形につくられた手すりの一部を児童に紹介する鈴木三雄さん(左)=浜松市北区三ケ日町で

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 総合学習として福祉を学ぶ平山小学校(浜松市北区三ケ日町)の三〜五年生二十七人が十四日、障害の有無や性別などにかかわらず使いやすく設計された「ユニバーサルデザイン(UD)」について同校で学んだ。県西部を中心に高齢者・障害者宅専門の住宅設計やリフォームを手掛けるタイキ工務店(東区篠ケ瀬町)代表の鈴木三雄さん(59)に、UDの特徴や実際の施工例を聞いた。

 「お風呂場は滑るよね」「階段も手すりがないところは危ない」。家の中にある危ないと思う場所を問われた児童らは、三、四人ずつのグループをつくって意見をぶつけ合う。質問を出した鈴木さんは「じゃあ、実際の障害のある人が住む家を見てみよう」とスライドに写真を映し、車いすに座ったままでも手が届くよう設置したブレーカーやスロープを取り付けた出入り口などの事例を紹介した。

 鈴木さんはUDの原則として「どんな人でも公平に使えること」「無理な姿勢や強い力なしで楽に使えること」など七項目を説明。身近な例では、手の力の弱い人でもつかみやすいよう丸みを帯びた三角に形作られた手すりや、安定性を高めるために先端に四本足を付けたつえなどを示した。

 四年の井口未夢(みゆ)さん(9つ)は「家に帰ったら、家の中にあるUDを探してみたい」、五年の山口碧大(あいと)君(11)は「今日聞いたことをたくさんの人に伝えて、UDについて広く知ってもらいたい」と、それぞれ関心を深めた。

 義父が脳内出血で左半身まひとなり、在宅介護をしたことをきっかけに建築の道を志したという鈴木さんは「物のUDももちろん大事だが、いろんな人の違いを受け入れる『心のUD』も大切。広い心を持つ重要性を考えるきっかけになってくれたら」と願った。

(酒井大二郎)

 

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