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地元の漁に興味津々 雄踏小児童、OBから学ぶ

金原勝二さんの話を真剣な様子で聞く児童たち=浜松市西区の雄踏小で

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 浜松市西区の雄踏小学校の三年生百四十五人が十二日、雄踏町について学ぶ総合的な学習で、地元で明治期から続く二つの漁を学んだ。いずれも町内に住む同小OBの漁師で、たきや漁を営むたきや組合の金原勝二組合長(69)とシラス漁師の高部隆行さん(44)に、苦労ややりがいを聞いた。

 金原さんは、船の上から水中で浅瀬を照らしてもりで突くたきや漁のやり方を説明し、船上で使う明かりと網の実物を見せた。児童に「獲物がとれないことは」「疲れないか」と聞かれ「船頭も人間だから大変だ。水が悪ければ中止にすることもある」と話したが「やってみれば楽しさが分かる」と体験を呼びかけた。

 高部さんは、二艘(そう)一組で網を引き、水揚げして氷で冷やす−という漁の流れを説明した。午前五時に約八十艘が一斉に出港するため「船は波で大きく揺れる。今年は悪天候が多く、何度も船酔いした」と明かした。一方で喜びを感じる瞬間として「船で見る朝焼けは何度見てもきれい」と写真を見せた。

網を引く写真を見せてシラス漁のやり方を教える高部隆行さん=浜松市西区の雄踏小で

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 児童は休憩時間でも積極的に質問を投げかけ、メモを取っていた。小池師道(しどう)君(9つ)は「魚を食べる時は、漁師さんに感謝して食べたい」と話した。

 金原さんも高部さんも数十年前に同校を卒業し、今では子どもや孫が通う。授業後、金原さんは「雄踏の誇れる文化を伝えられて良かった」と振り返り、高部さんは「校舎はすっかり変わったけれど懐かしかった。地域を好きになるきっかけになればうれしい」と話した。

 

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