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ニセ電話許さない 県警が浜松駅で集中広報

タクシー運転手(左)に、通報への協力を求める警察官=JR浜松駅で

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 浜松市内で今年、ニセ電話詐欺の被害が多発していることを受け、県警生活安全企画課や市内の警察署は十日、JR浜松駅と周辺で、集中的な被害防止活動を始めた。駅の利用者や商業施設の従業員らを対象に一週間ほど、被害に遭ったと思われるお年寄りや、不審な人物を見かけた場合は警察へ連絡するよう呼び掛ける。

 十日は生活安全企画課員や鉄道警察隊浜松分駐隊員、浜松中央、浜松東両署員十人が活動。お年寄りには被害が相次いでいることを伝え、不審な電話やはがきが届いたら相談するよう説明した。詐欺では電車や新幹線を使って都市部に行くよう誘導されるケースもあり、被害に遭いそうな人がいないか警戒もした。

 タクシー運転手やレンタカーの営業所には、現金やキャッシュカードを受け取りに来る「受け子」を見つけたら署に連絡するよう要請。今後はインターネットカフェやカラオケ店でも、個室で長時間電話したり、詐欺と思われる会話をしたりするケースがあれば通報するように求める。

 県警によると、今年一〜八月に起きた市内のニセ電話詐欺の被害は七十七件、一億七千二百十一万三千円。前年同期に比べて三十件、七千三百二十五万六千円増えた。中区の会社役員の八十代女性が先月、四千二百四十万円をだまし取られた事件は、県内で起きた「オレオレ詐欺」の過去最高額だった。

 近年は特に、キャッシュカードを受け取る手口が横行。統計上は被害額に含まれないが、市内では七月末までに二十二件、約四千五百万円の被害があった。

 生活安全企画課の辻本竜太警部補は「家族にもカードは渡さないと徹底してほしい」と訴える。

 浜松中央署生活安全課の湯前良一課長は「周りの人たちの支えが大切。お年寄りと話す機会を増やし、サポートしてあげることが未然防止につながる」と話した。

(坂本圭佑)

 

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