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掛川ゆかりの一豊遺品展 二の丸美術館

◆秀吉からの「領知」文書初公開

関ケ原の合戦が描かれた屏風を紹介する学芸員の曳地真澄さん=掛川市掛川の市二の丸美術館で

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 「掛川城と高知城 山内一豊と歴代城主ゆかりの遺品展」(中日新聞東海本社後援)が八日、掛川市掛川の市二の丸美術館で始まった。一豊が豊臣秀吉から掛川の領地を拝領した際の文書を初公開したほか、関ケ原の戦いを描いた屏風(びょうぶ)や兜(かぶと)、槍(やり)など一豊にちなんだ多数の遺品が並ぶ。

 高知城歴史博物館の協力を得た、二の丸美術館開館二十周年記念展。戦国時代に掛川城を近代城郭に発展させた一豊と、江戸時代に掛川藩を治めた太田氏に関する資料をそろえた。

 秀吉から一豊宛ての文書は「豊臣秀吉領知宛行状写」。学芸員の曳地真澄さん(29)は「出世の転機になり、掛川にとっても大事な書状。保存状態も良く、高知でも大事に保管されていたはず」と話す。関ケ原の合戦の屏風には、山内家の家紋「三つ葉柏」の旗が描かれているほか、朝倉氏の猛将「三段崎勘右衛門(みたさきかんえもん)」を討ち取った絵図も並ぶ。

 百二十三年間にわたり掛川藩を治めた太田氏の資料では、掛川藩校の教授を務めた松崎慊堂(こうどう)の千字文、絵師として活躍した村松以弘(いこう)の白糸瀑図(県指定文化財)や唐美人図などが目を引く。

 前期展が十月八日まで。後期展は十月十日〜十一月四日。九月二十九日までの毎週土曜と十月二十七日の午後二時からギャラリートークがある。入館料は二百円、中学生まで無料。(問)0537(62)2061

(赤野嘉春)

 

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