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顕微鏡で知るナノの世界 静大の川田教授に聞く

◆11日連携講座

講座のポイントなどについて話す静岡大工学部長の川田善正教授=浜松市中区で

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 静岡大と中日新聞の連携講座「静岡大学の現在」の第一回「ナノフォトニクス最前線〜レーザーが拓(ひら)くナノテクノロジー〜」が十一日午後六時から、浜松市中区の静岡大浜松キャンパスで開かれる。講師を務める工学部長の川田善正教授に、講座のポイントなどを聞いた。

 −川田教授は光学顕微鏡の研究の第一人者。今回の講座の内容は。

 光学顕微鏡の仕組みや課題、そもそも光とは一体どういうものか、という話をさせてもらいます。

 −川田教授は、高倍率顕微鏡「EXA顕微鏡」を開発しました。

 光学顕微鏡と電子顕微鏡を融合させたもので、通常の顕微鏡だと、五百ナノメートル(ナノは十億分の一)くらいしか見えないものが、EXAだと、数十ナノメートルくらいまで見えます。大気圧下や水中で細胞などを生きたままの状態で長期間観察できます。

 −現在、力を入れている研究は。

 細胞の表面にイオンチャンネルというものがあります。開いたり閉じたりしてイオンが透過するためのタンパク質です。光学顕微鏡で直接動きを見るのは難しいんですが、見えるようにして、働きをより解明できるようにしたいですね。

 −講座を通して伝えたいことは。

 顕微鏡は光学の基本でもありますし、光について学ぶことは、なぜ色や虹が見えるのかといった疑問の根本にもつながります。光学は静岡大が力を入れている分野でもありますし、少しでもいろんな方々に興味を持ってもらえたらうれしいですね。

(聞き手・鎌倉優太)

 

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