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遠州弁の勘違いを漫画に 浜北の舟橋さん描く

遠州弁をテーマにした4こま漫画を描いた舟橋弘子さん=浜松市浜北区で

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 遠州弁を知ってもらおうと、創作した物語に曲を付けてCDにしたり、小物に刺しゅうしたりしている浜松市浜北区の元小学校教諭、舟橋弘子さん(62)が四こま漫画を描いて製本した。遠州弁を使うおばさんと標準語で話す都会の若い女性が方言の意味を取り違えるシーンが満載で、にんまりしてしまいそうだ。

 舟橋さんは教諭時代の国語の授業で遠州弁を取り上げたところ、児童が大喜びしたのがきっかけで「遠州弁物語」を創作し、二〇〇三年にCDにした。以後、「遠州弁物語」をシリーズ化。一昨年までに九集を製作し、販売している。

 四こま漫画は、遠州弁物語の「一」〜「三」の物語に対応させ、一〜三巻を製作。急いでやって来たおばさんが、息を切らせて「とんできたもんで」と説明すると、女性は「羽が生えているんですか」と、不思議そうな表情で尋ねる。おばさんがリンゴを取り出し「皮さら食べられるじゃん」と勧めると、娘さんは「皮は食べられても、お皿は無理でしょう」と手を振る。

 女性が「方言を大切に」と言うと、おばさんが「何こいてるよ。ずっと標準語を話していただに」と反論する場面も。ほかにも、おばあさんたちを意味する「ばあばら」を、外国人女性と思い込んだり、おばさんの「カギをかう」「大根をこぐ」の言葉を「買う」「漕(こ)ぐ」と勘違いしたりと、ほのぼのとしてきそうだ。

 漫画は、教諭時代に学級便りの挿絵を描いた経験を生かして普通紙に描き、パソコンに取り込んでせりふの吹き出しを入れた。自宅で印刷し、裁断機で形を整えてホチキスで留めて、手間暇かけて仕上げた。

 A5判、各二十二ページで二十話ずつを収めた。一冊三百五十円。「遠州弁をさまざまな人にさまざまな形で届けられれば」と舟橋さん。今後も半年に一巻のペースで発行を続ける予定だ。(問)舟橋さん=053(588)2668 

(宮沢輝明)

 

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