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ちびまる子ちゃんランド 外国人来場者が急増

◆アジアでも愛された

さくらももこさんの死を悼んで記帳する観光客=静岡市清水区のちびまる子ちゃんランドで

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 清水市(現・静岡市清水区)出身の漫画家、さくらももこさんの訃報を受け、「ちびまる子ちゃん」の人形や再現セットなどが並ぶエスパルスドリームプラザ内の「ちびまる子ちゃんランド」(清水区)には二十八日、記帳台や献花台が設置された。多くの人が「ありがとう」「楽しい作品でした」など、五十三歳で逝った国民的漫画家の死を悼んだ。記帳するファンの中に、アジアからの旅行者の姿もあった。

 中国湖北省から観光でランドを訪れた大学生、盛敏さん(18)は「小学生のころからテレビやインターネットの動画サイトで見ていたアニメ。中国でも人気がある」と話した。海外からの報道によると、北京や台湾などでもその悲報は直ちに報道された。

 国内で一九九〇年にテレビ放送が始まった「ちびまる子ちゃん」の人気は直ちに海を越えた。九四年に台湾で放送が始まったのを皮切りに、中国、韓国などでも順次放送が始まった。

 特に、台湾では「櫻桃小丸子(インタオシャオワンツー)」として国民的アニメに成長。静岡市観光・国際交流課によると、台湾では銀行の広告にキャラクターが登場したり、関連グッズがコンビニのくじの景品になったり、世代を問わず愛されているという。

 静岡市は台湾でのイベントにまるちゃんのイラストを展示したり、着ぐるみを出演させたり、さくらさんの全面協力を得て、静岡への誘客に重用してきた。台湾での観光プロモーションは年二回あり、着ぐるみの出演時には身動きができないほどの人だかりができるという。

 ちびまる子ちゃんランドには、アジアを中心に外国人来場者が急増。二〇一四年に一万六千五百人だった来場者は、一五年には三万五千人に、一八年は三万六千人を超える見込みという。当初は台湾からが多く、最近は中国本土からが九割近くを占めている。

 田辺信宏市長は「清水に残っている日本らしい『ちびまる子ちゃん文化』は、世界にも発信されている。さくら先生の偉大な業績を私たちはこれから大切に残していかないといけない」と話した。

(瀬田貴嗣)

 

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