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戦時の記憶生々しく 浜松で戦争と平和展

戦中の自身の経験を語る参加者=浜松市南区の市東部地区体育館で

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 戦争の悲惨さと平和の大切さを伝える住民有志によるイベント「戦争と平和展」が二十五、二十六の両日、浜松市南区飯田町の市東部地区体育館で開かれた。近代日本の戦争の経過などを説明する手作りの資料が展示されたほか、初日は戦争体験者の経験に耳を傾ける「語り継ぐ集い」もあり、市内から集まった約二十人が当時の記憶を共有した。

 集いで、同市南区西町の角田幸一さん(82)は、当時住んでいた甲府市で空襲に遭い、焼夷(しょうい)弾でやけどを負いながら避難した記憶を語った。「熱くて泣きながら逃げた。近所の川でぬらした布団を抱えてブドウ園に飛び込んで、難を逃れた」と当時の様子を生々しく振り返った。

 飯田町の杉山邦司さん(78)は、終戦間際の幼少期に近所の女性らがわら人形に竹やりを突き刺して訓練していたことを思い出し、「戦闘機で攻めてくる相手に勝てるわけがない、自分たちは負けるんだと思わざるをえなかった」。戦争を二度としてはいけないという思いは強く、「日本は唯一の被爆国としてもっともっと平和について世界にアピールしていかないと」と力を込めた。

 イベントは飯田町を中心とした有志が企画して五年目。最終日は、戦争を伝える映像作品の上映もあった。

(酒井大二郎)

 

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