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熱海の佐藤さんV 全国少年少女躰道 

◆華麗な技「自分を表現」

技を披露する佐藤和奏さん=熱海市役所で

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 琉球空手の流れをくむ珍しい武道「躰道(たいどう)」に打ち込む熱海市多賀中学校二年、佐藤和奏(わかな)さん(13)が、宮城県で開かれた全国少年少女躰道優勝大会の中学生少女個人実戦競技の部で初優勝した。市役所を訪れ、斉藤栄市長に自身初の全国大会制覇を報告した。

 躰道は琉球空手を母体に一九六五年に誕生した比較的新しい武道で、後方宙返りなど三次元的な体の動きを駆使して決める技の美しさや攻守一体の華麗な攻防が特徴。六人で演武する展開競技や、空手の形に相当する法形競技などがある。

 今月四、五日にあった大会で佐藤さんが制したのは相手と戦う実戦競技で、トーナメント戦で同世代のライバルたちから三連勝を飾った。十八番は「卍(まんじ)蹴り」で、身長一五二センチの小柄な体を素早くかがめながら相手の突きをかわし、下方からかかと蹴りを浴びせる。

 佐藤さんは競技の面白さについて「形を守りつつ、自分で想像力を進化させながら技を出すのが楽しい」と話す。小学校一年の時に近所で市躰道協会が子どもを対象に教室を開いていることを知り、体力づくりの一環で始めた。現在は同市下多賀の南熱海マリンホール武道場を拠点に週二回の稽古に励む。指導する大川公男七段(74)は「どんなに厳しくても泣き言を入れず、諦めずに努力をする子」と目を細める。

 胴着姿の佐藤さんは「躰道は自分を表現できる競技」と話し、「来年は実戦と形の二冠を目指したい」と抱負を語った。斉藤市長は「目標に向けて頑張って」と励ました。 

(中谷秀樹)

 

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