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一番茶生産量 静岡15%増も依然低い水準

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 農林水産省は二十日、静岡、鹿児島県など主な茶産地五府県の二〇一八年産一番茶の荒茶生産量を発表した。静岡は過去最低(一万一千トン)だった前年に比べ15%増の一万二千七百トン。おおむね天候に恵まれ、増産に転じたが、十年前に比べると約三割少なく、低水準が続く。急須で入れる茶の消費減少が響いている。

 今季は二月下旬〜五月に気温が高く、生育期の四、五月に適度に雨があり、芽伸びが促された。十アール当たりの収量は前年比19%増の四百七キロと六年ぶりに四百キロ台。四月上旬に霜害があった山間地は減産傾向だった。

 一番茶はその年の最初に伸びた新芽を摘み、新茶として生産される。農家の茶業収入の七、八割を占める。年三、四回の生産期で最も良質で取引価格も高い。

 一番茶の主な使い道は急須で入れる緑茶葉。総務省の家計調査によると、家庭(一世帯当たり)の緑茶葉の年間消費額は、この二十年で四割減少し、四千百十三円。取引価格も三割下がり、離農、生産減につながっている。

 五府県の荒茶生産量は前年比12%増の二万六千二百トン。静岡は48%を占めて最多で、鹿児島が11%増の八千七百七十トンで33%と続いた。

(松本利幸)

 

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