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詐欺の手口を寸劇で紹介 湖西市の地域推進員

◆被害ゼロ261日更新中

寸劇で架空請求詐欺の手口を伝える地域安全推進員=湖西市白須賀で

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 「消費料金に関する訴訟最終告知」と書いたはがきは詐欺です−湖西署や湖西市民でつくる地域安全推進員が、市内の企業や高齢者の集会で、詐欺の手口を紹介する寸劇を披露している。市内では、昨年十一月二十二日から今年八月九日までの二百六十一日間、ニセ電話詐欺の被害ゼロが続いており、今後も被害が出ないよう、最新の手口を分かりやすく面白く伝え続ける。

 「あら、訴訟なんて怖いねえ。はがきに書いてある“民事訴訟告知センター”に電話してみようかねえ」。被害者役の女性が大きく拡大した架空請求のはがきを見せ、実際に存在しないセンターの電話番号に掛ける。サングラスをかけた詐欺師役の女性が「弁済供託金として十万円必要だから、コンビニの収納代行で払ってね。後でお金は戻ってくるから」と応じ、電話を切った後にしめしめとピースサイン。コミカルな演技に会場では笑いも起きた。

 十日に湖西市白須賀の運送業、愛知車輌興業浜松営業所で社員向けの交通安全講習の終わりにあった、十五分間ほどの寸劇では、地域安全推進員女性部の五人が熱演した。今回は架空請求がテーマだったが、これまで振り込め詐欺や送り付け商法など、その時期に多発している犯罪を取り上げて寸劇を作り、毎月のように市内各地で演じている。

 台本や小道具などは、市防犯協会の指導員や湖西署生活安全課の署員とともに全て手作りで準備。「弁済供託金」や「収納代行」といった難しい言葉を台本に織り込むのも、相手を混乱させるために詐欺師が使う手口で、よりリアルさを出している。推進員の森静さんは「友達から、引っ掛かりそうになったという話はよく聞く。詐欺は絶対に許せないし、このまま被害ゼロを続けたい」と力を込める。

 愛知車輌興業の清水延浩常務は「寸劇での啓発は面白くて新鮮。自分の身近でも起こり得ると思った」と話していた。

(片山さゆみ)

 

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