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核廃絶の力に 市役所ロビーで原爆と人間展

34点のパネルが並び、原爆の悲惨さを伝える「原爆と人間展」=浜松市役所で

写真

 原爆の惨禍を紹介する「原爆と人間展」が、浜松市役所一階ロビーで開かれている。写真と絵を中心に三十四点のパネルが並び、多くの命が奪われた広島、長崎の原爆被害の悲惨さや平和の尊さを訴えている。十七日まで。

 県原水爆被害者の会・西遠支部と原水爆禁止西遠平和行進実行委員会が主催し、今年で十二回目。

 絵は広島の爆心地近くで数人が防火水槽に入って亡くなっている様子、大勢の人が水を求めて川に飛び込んでいる光景など。写真は長崎の爆心地から一キロの駅ホームで亡くなっていた黒焦げの母と子、原爆で親を失い雪を食べて飢えをしのぐ孤児、南太平洋で被爆した第五福竜丸など。各国の核弾頭保有数を示した世界地図もある。

 広島の爆心地から東へ一・七キロ付近に住んでいた西遠支部長の石原洋輔さん(73)=東区中田町=は原爆が落とされた当日朝は生後五カ月で、母親におんぶされていたという。爆発時、母親は庭で洗濯物を干しており、たまたまコンクリート塀があって熱風にさらされず無事だったという。石原さんは「写真や絵で原爆のむごさ、悲惨さを少しでも感じてもらい、核廃絶の力になれば」と願う。

 八日に市役所を訪れた南区の三宅実沙子さん(38)は、パネルの前で足を止めて小学生二人と年中の子どもに説明した。「原爆被害を繰り返してはいけないと感じた。子どもたちは想像しにくいので、絵や写真はより強く印象に残ると思う」と話していた。

 会場には折り鶴作りのコーナーも用意されている。

 同展は浜北区のなゆた・浜北で十三〜二十四日、湖西市吉美の市アメニティプラザでも二十〜三十日に開かれる。

(原一文)

 

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