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若者自殺防げ LINEなどでも相談

◆県が来月から 電話も24時間対応に

8月末に期間限定で利用できる悩み相談のLINEアカウント画面

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 若者の自殺を防ぐため、県は八月から、無料通信アプリLINEや、ツイッターなど会員制交流サイト(SNS)を使った相談を拡充する。平日の日中のみだった電話での相談も、二十四時間受け付ける。

 神奈川県座間市で昨年、九人が殺害された事件をきっかけに、若者に身近なSNSの活用が全国に広がっている。県障害福祉課は十一日、県内全ての高校生向けに、相談用のLINEのアカウントや休日夜間の相談ダイヤルを案内するうちわ約十一万枚を配った。

 LINEの相談は期間限定で、八月二十〜二十四日と、同二十七〜三十一日の午後三時〜九時。アカウントを登録してメッセージを送ると、専門の相談員が返信する。IDは「@shizusoudan」。

 ツイッターは、自殺願望の書き込みがあると広告を表示して相談窓口に誘導する仕組み。昨年十二月〜今年三月に同じ対策を実施した結果、広告表示が約七千件、相談窓口への誘導が二百十回あった。県は一定の効果を確認し、八月から事業を再開する。検索サイト「ヤフー」「グーグル」でも広告表示を導入する。

 電話相談は、従来通り月〜金曜の午前九時〜午後四時は県精神保健福祉センターの窓口=054(285)7522=へ。八月一日からは、民間委託して月〜金曜の午後四時〜翌日午前九時と、土日祝日も二十四時間受け付ける。若者休日夜間あんしん電話=0120(8349)07=へ。

 県の担当者は「夏休み明けは環境の変化で、若者の自殺が増える傾向にある。周囲に相談者がいないときには利用してほしい」と呼び掛けている。

◆17年の県内 自殺者588人

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 厚生労働省の人口動態統計によると、二〇一七年の県内の自殺者数(速報)は前年比十四人(2・0%)減の五百八十八人だった。一九九七年以来、二十年ぶりに六百人を下回った。

 県障害福祉課によると、十万人当たりは〇・三人減の一六・三人。都道府県順では二十一番目に多い。男女別では、男性が四百三十七人で、女性が百五十一人だった。

 年齢別では、十代と五十代が前年より増えた。五十代は百二十一人で最多。若年層は、十代が十八人(五人増)、二十代が五十三人(十二人減)、三十代が七十人(六人減)だった。

(荒木正親)

 

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