トップ > 静岡 > 6月6日の記事一覧 > 記事

ここから本文

静岡

県民オペラ廃止へ 事業仕分けで「効果なし」

 県は、静岡国際オペラコンクールの関連事業「県民オペラ」を、二〇二〇年秋に予定する第九回コンクールから廃止する。代わりに、演奏付きでオペラの歴史を学ぶ県民講座を拡充する。五日、県庁であった同コンクールの実行委員会で報告した。

 県民オペラは、静岡国際オペラコンクールの受賞者らが、オーディションで選ばれた県民とともに名作を上演する事業。オペラに親しんでもらう目的で二〇〇二年三月に始まり、一六年二月まで計五回、アクトシティ浜松(浜松市中区)で実施された。プッチーニ作の「蝶々夫人」や富士山麓を舞台にした「イリス」など県ゆかりの作品を上演してきたが、一六年九月の県民による事業仕分けで、三段階の判定のうち最低の「あまり効果がない」とされていた。

 県は廃止理由について「事業仕分けがきっかけ」と説明。オペラの裾野拡大には、オペラ歌手らの歌を聴きながら名曲と歴史を学ぶ県民講座を増やすとし、一八年度にはこれまで開催してきた浜松、静岡、沼津市に加え、掛川、島田、伊豆の国市でも講座を開くと説明した。

 静岡国際オペラコンクールは、県ゆかりのプリマドンナ三浦環をたたえ、声楽界の人材発掘を目的に一九九六年から三年に一度、アクトシティ浜松で開催。昨年十一月の第八回には二十二カ国百九十一人から応募があり、韓国のテノール歌手ムン・セフンさんが優勝した。

(松野穂波)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索