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三浦環の偉業知って 墓参りで顕彰誓う

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 「蝶々夫人」で知られる日本初の国際的プリマドンナ、三浦環(たまき)(一八八四〜一九四六年)=写真=の父の出身地、御前崎市朝比奈地区の町内会役員らが十二、十三両日、東京・上野の寛永寺などで三浦の墓参りをした。世界的ソプラノ歌手との縁は地元でも知る人が少なく、朝比奈公民館の河原崎重治館長は「地区民として、世界に冠たる人をもっと知ってほしい」と、これから顕彰していきたいという。

 三浦は東京出身で、父柴田熊太郎さんは旧下朝比奈村(現御前崎市)、母登波さんは旧六郷村(現菊川市)に生まれた。東京音楽学校で声楽を学び、国内外で活躍。代表作の「蝶々夫人」は出演二千回を超える。

 墓参は視察として行われ、三十八人が参加した。寛永寺のほか、山梨県山中湖村の寿徳寺にある墓を訪れた。同村の三島由紀夫文学館に保管された三浦使用のピアノも見学した。

三浦環のお墓参りをする朝比奈地区住民ら=山梨県山中湖村の寿徳寺で(朝比奈公民館提供)

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 数年前に亡くなった古老によると、三浦は戦時中、御前崎に一時疎開して一カ月間滞在した。「朝比奈小学校の校庭でオペラを歌い、ものすごい声だった。こだまのごとく声が響いた」という。

 河原崎館長は「まずは地区民に知ってもらいたい。今は女性の時代。朝比奈を女性パワーで押し上げていきたい」と意気込みを語った。

 地元には現在も、熊太郎さんが生まれた柴田家が残る。家の建て替えに伴い、関連資料は散逸したという。

(河野貴子)

 

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