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不思議な魅力 麦わらで作る装飾「ヒンメリ」

◆浜松市立高の男子、中区で作品展

麦わらやストローで作った大小の作品が並ぶ店内。手前右は演劇部の創作舞台向けに作った正八面体作品=浜松市中区田町で

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 何層も連なるひし形やピラミッド形−。麦わらでできた装飾「ヒンメリ」に魅了された浜松市立高校三年の男子生徒二人が、部活動でオリジナル作品を手掛けた。約百点が中区田町の手芸店「とりい」に展示されている。生徒たちは「平面から立体が組み上がるときの感動がすごい」と声をそろえる。

 ヒンメリは、北欧の収穫祭やクリスマスで飾られる伝統装飾品。麦わらの中の空洞に糸を入れてつなぎ合わせ、幾何学的な造形を組み立てる。

 二人は、自然科学部の部長木下風雅さん(17)と部員の渡辺陸さん(17)。きっかけは昨年九月、演劇部員から受けた「今度発表する創作舞台のために、正八面体の形をした照明を作ってほしい」という相談だった。

 「どうやったら、そんな照明ができるのか」。二人の探究心に火が付いた。一週間後、インターネットでヒンメリを見つけ「これだ」と食い付いた。ヒンメリの作り方をヒントに、一カ月かけて縦横五十センチほどの正八面体の照明を完成させた。演劇部は舞台で使い、大好評だった。

作品展を通してヒンメリの魅力を伝える作者の木下風雅さん(左)、渡辺陸さん(右)と、説明書を書いた丸山璃久さん=浜松市中区の浜松市立高で

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 顧問教諭の推薦もあり、地域と交流するための作品展を校外で開くことに。初めはヒンメリの本を手本にしていたが、「もっと面白い形を」と独自の形を設計するほどのめり込んだ。

 材料は麦わらや色とりどりのストロー、新聞紙、糸。麦わらを使った作品は制作中にゆがむこともあって簡単ではなかったが、「難しいからこそ夢中になれた」。大小さまざまな作品を仕上げ、小さなものは縦横五センチほど。三角すいの形を六十四個つなげ、ピラミッド形にした縦横三十センチほどの力作もある。

 木下さんは「単純で小さな形が、複雑で大きな作品になっていくのが面白い」、渡辺さんは「作品展を通して創作する楽しさが伝われば」と笑顔で話す。

 作品の説明書は、部員の三年丸山璃久さん(17)が書いた。展示は三十日まで。水曜定休。(問)とりい=053(454)8484

(大城愛)

 

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