トップ > 静岡 > 4月12日の記事一覧 > 記事

ここから本文

静岡

世界的造園家・故中根さん作品 15日、見学会

◆湖西市新居町に多数

故中根金作さんが手掛けた庭園を紹介する吉元洋美さん=湖西市新居町の老人福祉センターで

写真

 世界的に有名な磐田市出身の造園家、故・中根金作さん(一九一七〜九五年)が手掛けた湖西市新居町内の庭園と公園を巡る見学会が十五日、「こさい春の緑花フェア」のイベントとして開かれる。フェア会場の市新居文化公園や市老人福祉センター横の親水公園などを回り、豊かな庭園文化に触れる。

 中根さんは、米国の日本庭園専門誌で十五年連続日本一に選ばれた足立美術館(島根県)やボストン美術館(米国)など、国内外で約三百の庭園を残している。京都の金閣寺や銀閣寺などの文化財の庭園修理も担当し、造園で功績を残した江戸時代の茶人になぞらえ「昭和の小堀遠州」とも呼ばれた。

 浜松工業学校(現浜松工業高)時代の知人の縁で旧新居町の仕事を多く手掛けた。親水公園や新居文化公園などのほか、中根さんが立ち上げた中根庭園研究所(京都府)としての作品も含めると約四十に上る。

 新居町のエクステリアプランナー、吉元洋美さんが京都・妙心寺の庭園に感銘を受け調べると、作者が県内出身の中根さんで同町に作品が多いと知り「地元の人にも知ってほしい」と企画した。

 見学会は午前十時と午後一時からの二回。新居文化公園から浜名川沿いに老人福祉センター周辺までの約一・五キロを歩く。施設の中央には、中根さんが手掛けた約二百五十平方メートルの日本庭園がある。立体的な石の配置や調和の取れた植栽が特徴。「どこから見ても美しい配置に心引かれる」と吉元さん。

 午後の部では、旧新居町職員として、中根さんと共に文化公園整備などを担当した猪井英典さんが当時の秘話を紹介する。猪井さんは「的確な指示であっという間に石組みを仕上げたのを覚えている。整備当初の思いも伝えられたら」と話している。参加無料。

 午後三〜四時には、町内の東福寺で作品の学習会がある。抹茶とお茶菓子付きで四百円。学習会は事前予約が必要で、吉元さん=090(6090)6716=に申し込む。

(片山さゆみ)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索