トップ > 静岡 > 2月15日の記事一覧 > 記事

ここから本文

静岡

防潮堤整備費6割減額 津波対策先送り

◆県、829億円に改訂

 県は、南海トラフ巨大地震などに備える沿岸部の防潮堤整備で二〇一三〜二二年度の十年間で見込まれる事業費を、当初計画の二千百八十三億円から八百二十九億円に減らす。減少分は当初見込みの六割に相当する千三百五十四億円に上る。一三年六月に策定した「地震・津波対策アクションプログラム2013」(AP)を見直し、二二年度末までに整備予定だった区間の大半を先送りしたことが要因。

 県は十四日、APの改訂版を公表した。県によると、減少額のうち三百二十四億円は、観光や景観への影響を懸念して防潮堤のかさ上げを望まない地区で予定されていた事業費。国の交付金などの見込み違いにより確保できなかった残りの千三十億円は、二三年度以降での確保を目指す。

 県は一月の庁内会議で、一三〜二二年度の防潮堤の整備目標として掲げていた七六・四キロのうち約五十キロを先送りし、整備目標を二六・九キロに減らすことを決めていたが、事業費の減額などは示されていなかった。

 改訂版は全百七十九項目。防潮堤を含めハード整備に関わる六項目を見直し、進捗(しんちょく)が遅れている二十五項目には段階的な目標を新たに設定した。最大十万五千人と想定される犠牲者数の八割減の目標は変えず、避難施設への誘導看板の設置などソフト対策強化に向けた三つの取り組みを追加した。

 近く県ホームページにも掲載する。

(松野穂波)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索