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浜松城 天守曲輪内側に堅固な石垣

◆外側と同じ「野面積み」

発掘調査で地中から見つかった、天守曲輪内部の石垣=浜松市中区の浜松城公園で

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 浜松市が進めている同市中区の浜松城の発掘調査で、天守を囲う「天守曲輪(くるわ)」の南側の地中から、石垣が良好な状態で見つかった。市文化財課によると、築かれた当時の曲輪が堅固な石垣ででき、強い防衛機能を持っていたことが分かるという。

 発掘調査は、一月九日〜三月二日の日程で行われている。天守台南部にある天守曲輪の南側に六つの溝を掘り、曲輪内部の構造を調べる目的で進められている。

 同課によると、これまで天守曲輪の内側は、土で固められていたと考えられていた。

併せて見つかった瓦=浜松市中区の浜松城公園で

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 今回の調査で、内側も自然石をそのまま積み上げる「野面積(のづらづ)み」と呼ばれる外側と同じ技法で、高さ三・二メートルの石垣が築かれていたことが分かった。斜度は七一度と極めて急で、下から見上げると、壁がそそり立っているように見えるという。

 浜松城の石垣は、徳川家康の後に入城した豊臣家臣の堀尾吉晴が築いたとされる。発掘調査では、堀尾氏が築城した時代に使われていた技術でできた瓦が見つかっており、曲輪内部の石垣も同時代に築かれた可能性が高い。

 市文化財課の鈴木一有(かずなお)さんは六日の報道機関向け説明会で、「まだまだ浜松城には分からないことが多く、調査のメスを入れていく必要がある」と話した。

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 浜松城公園は、市公園課が歴史ゾーン基本整備計画を策定し、史実に近い形での再現を目指しており、今回の発掘調査が整備につながる可能性もある。

 市は十日、天守閣前で現地説明会を開く。問い合わせは市地域遺産センター=電053(542)3660=へ。

(古檜山祥伍)

 

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