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知られざる「遠州報国隊」 浜松で特別展

◆明治維新から150年 市博物館で

内覧会で、報国隊について説明する宮崎貴浩さん(右)=浜松市中区の市博物館で

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 江戸末期、尊王を重んじた遠州地域の神職らで結成した「遠州報国隊」を紹介する特別展「遠州報国隊−知られざる幕末尊王志士たち」(中日新聞東海本社後援)が三日、浜松市中区の市博物館で始まる。今年で明治維新から百五十年の節目にあたるのを記念し、近代日本に影響を与えた先人たちを紹介しようと企画した。三月十一日まで。

 報国隊は、一八六八年二月にできた。鳥羽伏見の戦いで敗走した徳川慶喜の追討に向かった官軍の警護などを担った。東北戦争で役目を終え、故郷の神社で神職に就いたり、東京招魂社(のちの靖国神社)の創建に携わったりした。

 会場には、官軍を率いた有栖川宮熾仁(ありすがわのみやたるひと)親王の肖像画、報国隊が天竜川で江戸へ向かう官軍を警護する様子を描いた「報国隊整列天龍川岸図」など百点ほどを展示した。東京招魂社の創建に尽力し、陸軍大将となった大久保春野の肖像、隊員の陣羽織も置く。

 当時の遠州で、天皇家尊重につながる国学が浸透し、報国隊が結成されたという経緯も説明している。

報国隊整列天龍川岸図=浜松市中央図書館提供

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 内覧会が二日にあり、関係者七十人が学芸員の宮崎貴浩さんの解説を興味津々で聞き入った。

 二十四日午後二時から、浜松市福祉交流センターで、国士舘大講師の夏目琢史さんによる「遠州報国隊を支えた女性たち」と題した特別講演会がある。定員は百十人で、当日の先着順。三日と三月十日午後二時からは、宮崎さんによるギャラリートークを開く。

 開館は午前九時から午後五時まで。入館料は大人五百円。高校生二百円。中学生以下は無料。

(古根村進然)

 

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