トップ > 静岡 > 1月13日の記事一覧 > 記事

ここから本文

静岡

「FSC認証」天竜材 初の単独輸出

◆県森林組合連合会 販路拡大狙う

 浜松市天竜区で生産された「天竜材」が、台湾へ輸出されることになり、静岡市の清水港で十二日、コンテナへ積み込む作業があった。県森林組合連合会が、天竜材の販路拡大を進める浜松市と連携して実現させた。県内の各地域産材は複数をまとめて輸出する手法が主流で、連合会が地域産材を単独輸出するのは初めて。

 台湾へ送るのは、森林管理の国際基準を満たす「FSC認証材」。二階建て木造住宅約三棟分に当たる、四十六立方メートルの天竜スギをコンテナ船で運ぶ。現地では土木事業を中心に使われる予定だ。

 市林業振興課によると、台湾は一九九一年に国土の七割を占める天然材の伐採を禁じたため、木材の輸入依存度が高い。この十年は九州を中心とする日本産材の輸入量が急激に増えている。

 連合会の輸出事業に補助金を出す同課の担当者は「海外に単独で売り出すことで他の日本産材と差別化し、天竜材のブランド価値を高めたい」と話す。市は二〇一八年度から海外輸出を本格化させたい考えだ。

 コンテナ船は二十日に清水港を出港し、二十四日に台湾の台北市に到着する予定。

(末松茂永)

 <FSC認証> 国際的な森林管理の認証制度。環境に優しい管理と管理経費を賄う経済的な仕組みのある森林を対象とする。環境保護団体などでつくる非営利組織(本部・ドイツ)が認証する。浜松市は市域の7割を占める森林の価値を高めようと、全国でいち早く認証取得に乗り出し、認証面積は4万4000ヘクタールと全国の市町村で最も広い。

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索