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発達障害児を早期に支援 静岡市

◆本格化へ新年度に予算

 静岡市は、二〇一八年度から発達障害の可能性がある幼児の早期支援に本格的に乗り出す。きめ細かな親子の支援を目的とした「発達支援のひろば(仮称)」を新設し、就学支援につなげたい考えだ。一八年度当初予算に関連予算約三百万円を盛り込む。関係者への取材で分かった。

 発達支援のひろばでは、発達障害の可能性があるとされた子に親が家庭でどう接したらいいかを、保育士や心理士から学ぶ。必要があれば、専門家がいる市の「発達障害者支援センター」(駿河区曲金)と連携したサポートも受けられる。「ひろば」は各区に一カ所の開設を予定している。

 市は一歳六カ月の法定健診で問診票を使い、発達障害の可能性を調べている。ここで発達障害の可能性があるとされた子は、葵区の保健福祉センターに設けた「あそびのひろば」で四カ月間計八回にわたり、集団で遊ぶ際の行動などを通じて、その子の特性を見極めている。集団生活が可能なら市内各地にあるこども園や「子育て支援センター」に、難しければ「発達障害者支援センター」などで療育する。

 今回の「発達支援のひろば」は、子育て支援センターと発達障害者支援センターの中間的な位置づけ。市によると、幼児期から就学前までの一貫した発達障害支援は浜松市でも行われているが、全国の自治体では珍しいという。

 発達障害には、特定の物事に強いこだわりを示す自閉症や、落ち着きがない多動性障害などがある。自閉症は幼いときから兆候が現れやすいとされる。

 自閉症の子どもの中には、成長するにつれ集団生活が難しくなったり、自分が言いたいことを他人に伝えられなくなったりするケースがある。市は早期支援により、子どもたちが社会となじみやすくするようにしたい考えだ。

(沢井秀之)

 

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