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地中廃棄物を残し固める 防潮堤舞阪工区

◆県が方針 地下水への影響なし

 浜松市の遠州灘沿岸で、県と市が整備を進めている防潮堤事業の舞阪工区(浜松市西区、四・六キロ)の地中で大量の廃棄物が埋まっていた問題で、県は廃棄物を撤去せず、流出しないように固める工法にする方針を固めた。防潮堤事業費の範囲内で実施し、追加の予算は計上しない見込み。関係者への取材で分かった。

 県によると、廃棄物は今年二月ごろ、工事の準備段階で試掘した際に、地表から二〜四メートルほどの深さの地中で見つかった。長さは東西方向に約四百三十五メートル、幅は三十メートル。ビニールやプラスチックなどの一般ごみのほか、コンクリートの塊もあった。現在までに、有害物質や危険物は見つかっていない。また、地下水への影響もないという。

 ごみは、調査では昭和四十年代ごろのものとみられるものが多く、既に埋められてから四十年ほど経過している。関係者によると、圧力などによって固まっているものが多く、県は取り出さなくても防潮堤建設に支障はないと判断した。ごみが流れ出ないよう、壁のような構造物を設置するという。

 構造物を設置しても防潮堤の完成目標である二〇二〇年三月に遅れは生じない見通し。県議会の建設委員会に報告し、今月末までには地元の協議会向けに説明会を開く。

 遠州灘沿岸の防潮堤整備事業は、地元創業の住宅メーカー「一条工務店」グループの寄付を原資に、一三年から進められている。南区の天竜川河口から西区の浜名湖今切口までの全長一七・五キロで、高さ一三メートル。

(垣見窓佳、古檜山祥伍)

 

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