トップ > 静岡 > 12月8日の記事一覧 > 記事

ここから本文

静岡

下田市庁舎 稲生沢地区移転が決定

市役所新庁舎の建設地に決まった稲生沢中(左奥)に隣接する民有地=下田市河内で

写真

 築六十年で老朽化が進む下田市庁舎の建て替え問題で、下田市議会は七日の本会議で、市内陸部の稲生沢(いのうざわ)地区の民有地(同市河内)に庁舎の位置を変える条例改正案を可決した。二〇一一年の東日本大震災の発生で津波被害への懸念から候補地が二転三転し、移転の議論が始まった〇九年秋から八年以上にわたる懸案が決着した。市は二一年三月の新庁舎完成を目指す。

 移転先は現庁舎から二キロ北の稲生沢中学校に隣接し、広さ四千五百平方メートル。津波浸水区域外で、伊豆縦貫道に接続し将来的な発展が見込まれる国道414号沿いに面することから、福井祐輔市長が今年二月に候補地に挙げた。

写真

 庁舎の位置を変える条例改正は議長を含む出席議員の三分の二以上の賛成が必要。議員十三人のうち十一人が賛成した。十月二日の市議会では同じ内容の議案が、賛成八、反対五で否決されていた。「説明不足で進め方が強引」といった批判に対し、市は議会や市民への説明を重ね可決にこぎ着けた。

写真

 市が新庁舎の予算上限と定める三十億円のうち半額程度は、国の緊急防災・減災事業債で賄う考え。事業債の期限となる二〇年度までの完成には「十二月の可決がタイムリミットだった」(市総合政策課)。本年度内に設計業者を選定し、一九年度の着工を目指す。

 福井市長は「市の命運が問われる案件で、大多数の賛同を得て可決することができた達成感がある。スピード感を持ちつつ手続きを踏み、建設を進めたい」と決意を述べた。

(中谷秀樹)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

衆院選2017 静岡

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索