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県内就職内定率 09年以降で最高に

◆大学生は66.1%

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 静岡労働局は、来年三月に卒業を予定する県内の大学、高校生らの十月末現在の就職内定状況をまとめた。学生側に有利な売り手市場を反映し、大学生、高校生などいずれの内定率も高水準。大学生の内定率は前年同月比2・3ポイント増の66・1%で、リーマン・ショックの影響が出た二〇〇九年以降では最高となった。

 大学生の内定率が十月時点で66%台に達したのは、〇八年に66・5%を記録して以来となる。男女別の内定率は男性が3・2ポイント増の60・2%、女性が1・2ポイント増の72・6%だった。

 短大生の内定率は8・9ポイント増の57・6%で、一九九六年に調査を開始して以来最高となった。専門学校生の内定率も1・9ポイント増の70・9%で、二〇〇六年以降で最も高かった。

 高校生の内定率は0・8ポイント増の85・1%で、一九九七年の85・5%に次いで過去二番目に高かった。高校生の求人が多かった業種は、製造業が六千二百二十五人、次いで医療・福祉が千六百五十四人、建設が千五百二十九人、卸売り・小売りが千五百八人の順だった。

 高い内定率について、県内の金融機関に就職内定が決まった大学四年の女子大学生は「周囲でも内定をもらっている学生が多く、売り手市場を実感している」と明かす。一方、企業側は人手の確保に苦労している。浜松市内にあるメーカーの採用担当者は「大手企業に学生が流れて、中小は目標の採用人数に達していないところが多い。早い段階から学生との接点を増やし、信頼関係を築くしかない」と話す。

 静岡経済研究所の望月毅・主席研究員は、内定率の上昇について「リーマン・ショックで人員を削減した企業が、景気回復による需要の高まりに対応できなくなり、採用を増やしているようだ。二〇二〇年の五輪開催に伴って東京で人手の需要が高まっていることから、県内企業も早めに人材を確保しておこうと動いている面もある」と分析。「少なくとも五輪までは学生に有利な状況が続くのでは」とみている。

(伊東浩一)

 

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