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《経済》 自動運転の公共交通 実証実験始まる

◆浜松市、スズキ、遠鉄など きょうから西区で

将来の自動運転を想定し、西区庄内地区を運行する軽自動車=浜松市西区の遠州鉄道舘山寺営業所で

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 自動運転技術を活用したサービスを開発するSBドライブ(東京)と浜松市、スズキ、遠州鉄道は、自動で走る車が地域の公共交通機関として住民の生活を支える未来を想定し、西区庄内地区で実証実験を始める。路線バスのように決まったルートを走る軽自動車を七日から十九日まで運行し、住民に利用してもらいながら課題を検証する。六日に関係者が集まり、出発式があった。

 今回は自動運転ではなく遠鉄のドライバーが運転し、実験では乗車予約や運行を管理するシステムの使い勝手などを確かめる。

 車両はスズキの軽自動車スペーシアを使い、遠鉄舘山寺営業所から西区和地町までの九キロの区間を朝から夕方まで往復する。実験に協力するのは事前に講習を受けた三十四人で、スマートフォンを使ってSBドライブが開発した予約システムを利用し、十八カ所の停留地点から乗りたい場所と時刻を選んで乗車する。

車載カメラの映像や走行経路を映し出し、運行状況を把握する管制センター=浜松市西区の遠州鉄道舘山寺営業所で

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 出発式は舘山寺営業所であり、SBドライブの佐治友基社長が「ユーザー視点に立った使いやすいサービスでなければ普及しない。四者で地に足の付いた実験に取り組みたい」と述べた。営業所には実験用の管制センターも設け、車に搭載したカメラや衛星利用測位システム(GPS)によって走行位置や道路の状況、車内の様子などを把握できることをSBドライブの担当者が説明した。

 参加したスズキの鈴木俊宏社長は「実験を通じて技術やノウハウを蓄積していきたい」、鈴木康友市長は「自動運転は過疎地域での住民の足の確保に役立つと期待している」と話した。

 四者は実験結果を踏まえ、自動運転の車両を使った実験も視野に今後の取り組みを検討する。

 SBドライブはソフトバンクのグループ会社で、浜松市のほか、北九州市や長野県白馬村などと連携協定を結んでいる。沖縄県では自動走行できる小型バスを使った実証実験も始め、サービスの実用化を目指している。

(西山輝一)

 

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