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ママさん市職員、司法試験に合格

◆3人子育て、浜松の岡本さん

 浜松市政策法務課副主幹の岡本ふみのさん(44)=中区富塚町=が、今年の司法試験に合格した。浜松市によると、同市職員が司法試験に合格するのは初めて。市役所で十日、鈴木康友市長から表彰を受けた。

 岡本さんは、浜松北高校を経て早稲田大法学部を卒業し、一九九六年に市役所に入庁。九九年からこれまで法務関係の部署で勤務する中で、行政側の事情に精通する弁護士が少なく、裁判などでしっかりと市側の主張を伝えられる人が必要だと感じていた。今後は市職員を続け、その役割を担っていくという。

 現在高一、中二、小五の三人の子どもを育てる岡本さん。一番下の子どもを妊娠中に妊娠高血圧症候群を発症した。重症化すると母子の命を脅かすこともあり、入院しながら「やれるときにやろう」と司法試験の受験を決意。二〇一〇年ごろから、法科大学院に進むための勉強を始めた。

 仕事と家事を終えた後の午後九時から三時間勉強し、三回目の受験で名古屋大法科大学院の二年コースに合格。市の研修派遣制度を活用して、一三年に入学した。新幹線で週四〜五日通学し、授業がない日は市役所で勤務した。法科大学院修了後に司法試験を受験できるのは五回のみ。一五、一六年は不合格だったが、三回目で合格を手にした。

 鈴木市長は「市役所の法の番人として大いに活躍してほしい」と激励し、表彰状を贈った。岡本さんは「昼間に勉強をさせてもらい職場や家庭には迷惑をかけた」と語り、「職員の皆さんには、トラブルになる前に自分の仕事が法に基づいて適正に行われているか考えてもらいたい」と話した。

 岡本さんは今後、司法修習生として埼玉県和光市や名古屋市で研修に臨む。

 また静岡市によると、同市職員一人も今年の司法試験に合格した。今年の司法試験は全国で五千九百六十七人が受験し、千五百四十三人が合格。このうち女性は三百十五人だった。

(石川由佳理)

 

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