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双子2組で強さ2倍 沼津城北高レスリング部

◆全国高校総体で3位

 「堤」カルテットで、目指せ全国制覇−。沼津城北高校(沼津市)のレスリング部が、七〜八月に山形県で開かれた全国高校総体(インターハイ)の男子学校対抗戦で三位に輝いた。原動力となったのは、しのぎを削り合ってきた「堤」姓の双子二組の二年生四人だ。

 対抗戦のレギュラー七人のうち、四人が堤姓の二年生。太一君(55キロ級)・孔一(こういち)君(50キロ級)の兄弟と、滋樹(しげき)君(66キロ級)・泰樹(たいき)君(60キロ級)の兄弟だ。「大会に出ると四つ子だと思われる」と声をそろえて笑うが、二組に親戚関係はないという。最初の出会いは十一年前にさかのぼる。

 太一・孔一兄弟は五歳から、沼津城北高を拠点にするレスリングクラブで競技を始めた。一年遅れて、滋樹・泰樹兄弟が加入。ともに双子で同じ名字ということもあり、二組は互いにライバル意識を燃やした。

 滋樹君は「相手の双子に最初は勝てなかった。早く追いつけるよう、家でも自主練習や体力トレーニングを重ねた」と振り返る。小学校高学年になって二組の力がほぼ互角になると、今度は太一君が「負けた時は悔しくて泣き、勝つまで練習した」と兄弟でレスリングに打ち込んでいった。

 中学に入ってからは体格差が生じ、「級」が分かれて二組が直接戦うことはなくなったため、互いに技を教え合うように。一番のライバルであり親友として切磋琢磨(せっさたくま)を続け、四人とも全国大会で表彰台に上るまでに成長した。

 沼津城北高では四人とも一年からレギュラー入り。週六日の厳しい練習をこなして順調に力を付け、今夏のインターハイでは同高で過去最高となる三位入賞に貢献した。丸山純樹(あやな)部長(三年)は「みんな自分のスタイルを崩さず、積極的に攻めていくから頼もしい」と評価する。自身も部内に双子の妹栞和(かんな)さんがいるが「自分たちと違い、四人とも練習中にすぐ熱くなって兄弟同士でけんかしてる。本当に負けず嫌い」と笑う。

 三年生の引退後は四人がチームの中心になるため、杉山慶太監督(50)は「銅メダルで満足せず日本一を狙ってほしい」とハッパを掛ける。今月、愛媛国体に出場する滋樹・泰樹兄弟は「今年の選抜やインターハイで負けた選手にリベンジして来年に弾みをつける」と闘志を燃やし、太一・孔一兄弟も「体力不足を克服し、来年三月の選抜大会では個人と団体の両方で優勝したい」とさらなる飛躍を誓う。

(杉原雄介)

 

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