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衆院選 関心薄い20代 浜松、夜の繁華街

◆「何も変わらない」 「生活とは無関係」

9月最後の週末の夜、にぎわいを見せる「有楽街」=浜松市中区で

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 二十二日投開票の衆院選は、新党の誕生で立候補予定者たちの「前哨戦」が熱を帯びてきた。だが、二十代の若者には響いているのか。九月最後の週末の夜、浜松市の繁華街を歩いて探った。

 九月二十九日夜から三十日未明、浜松市中心部の飲食店やカラオケ店などが立ち並ぶ「有楽街」で取材した。まずは同僚を待っている同市西区のアルバイトの女性(28)に聞いた。

 「今回は関心ある。(野党の再編で)グチャグチャしているけど、安倍(晋三)さんがどれだけ支持されているのか興味があるから、久しぶりに投票に行ってみるつもり」という答えが返ってきた。

 一方、居酒屋の呼び込みのアルバイトをしていた男子大学生(22)は「国の代表が代わっても、何も変わらないでしょ」と一言。政治による変化に期待していないようだ。「一回も選挙に行ったことない。めんどい」。別の飲食店でアルバイトをしている男子大学生(20)も衆院選について「全く興味ありません」。

 どうしたら関心が持てるのか。コンビニ店の前で、「アイドルや人気ユーチューバー(動画投稿者)が発信すれば、つられて見る若者もいるかも」というアイデアを出してくれたのは、堀水懸登(ほりみずけんと)さん(25)。お笑い芸人を目指して上京し、浜松市に一時戻っていたという。政治と若者を結びつける政治家がいない、という思いの表れなのか。

 政治と自分の生活に接点を感じていない人もいた。

 同市東区の女性(25)は「かなえてほしいことがない。なんか革命的に良いことが起これば、行くようになるんですかね」。ほろ酔い気分で歩く人の波から、記者に近づいてきた男性会社員(28)も、スマートフォンを気にしながら「関心ないですね。私生活に関係ないし」と素っ気なかった。

 別の男性会社員(27)は、初めて投票権を得た二十歳の時に選挙に行ったきりで、その後は一度も投票していないという。「休みの日に券を持って、わざわざ投票所まで行く意味を見いだせない」と語る。「行かない権利もあると思う。投票に行かないと、ペナルティーが科せられるとしても、罰金五千円なら行かないくらい。一万円なら考えます」と笑った。

◆若者中心 低投票率続く

 過去の衆院選の投票率は若者を中心に低水準が続いている。今回の衆院選は、二〇一六年六月に投票権年齢が十八歳以上に引き下げられて初めての総選挙になる。

 県選管によると、前回の一四年衆院選の県内小選挙区の投票率は55・61%だった。前回から6・14ポイント低下。戦後最低だった一九九六年の61・45%よりも5・84ポイント低く、戦後初めて50%台に落ち込んだ。年齢層が高くなるほど投票率は高く、七十代の70・58%に対し二十代は34・05%だった。

(飯田樹与、古檜山祥伍、松本浩司)

 

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