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ネパールの支援を計画 浜松の日下部さん

◆現地で椅子や机製作し小中学校へ

ネパールで机や椅子を作り、現地の学校に贈る支援事業を計画する日下部善昭さん=浜松市天竜区西藤平で

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 浜松市天竜区西藤平の家具職人日下部(ひかべ)善昭さん(44)が、アジアの最貧国の一つ、ネパールの小中学校に贈る机や椅子を現地で製作する支援事業を計画している。同行する職人仲間の渡航費などに充てるため、インターネットで小口の資金を募る「クラウドファンディング」で協力を呼びかけている。

 日下部さんは三年前、医療支援に携わる浜松市のNPO法人「ブッダ基金」から、ネパール・ポカラ市近郊の学校で長机や椅子が壊れたり不足したりしている現状を聞いた。家具製作の技術を生かした支援に以前から関心があり、現地を訪問。壊れた机は放置され、直せば再び使える物も少なくなかった。

 「国が発展するため、支援を受けることに慣れすぎてはいけない」。完成品を送るより現地で作り、顔が見える支援にすることで大切に使ってもらえるのではと考えた。

 二年前のネパール大地震で一時中断した計画を再開。今秋に愛知、福岡県などの職人仲間四人と現地に二週間滞在し、ポカラ市周辺の五つの小学校の机や椅子を作る予定だ。同国の十五歳以上の識字率は48%にとどまり、日下部さんは教育環境の改善が欠かせないと感じている。「現地の人を巻き込んで作業し、ものづくりの楽しさも伝えたい」。将来は地元の職人と連携した持続可能な支援の形を描いている。

 資金募集の期限は十五日まで。寄付者に活動を報告し、額に応じて現地のバッグなどを返礼に贈る。百六十万円以上が目標で、到達しない場合は全額返金となり、事業は実施できない。問い合わせは日下部さん=電090(4258)5724=へ。

(島将之)

 

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