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「高校生の社会参加」を議論

◆新聞カフェで浜松商生徒と文化芸大生

「高校生の社会参加」について意見を交わす新聞カフェ=浜松市中区の浜松商業高で

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 浜松市中区の静岡文化芸術大と中日新聞東海本社の新聞カフェが十日、大学を飛び出して、同市中区の浜松商業高校で初めて開かれた。「高校生の社会参加」をテーマに、同校生徒会の十二人と学生五人が語り合った。

 高校生も大学生も社会参加の経験は、ほぼないという人がほとんど。まずは、高校を休学して世界一周の旅に出ている名古屋市の男子高校生の新聞記事や、十八歳選挙権について議論を続けた天竜高校(浜松市天竜区)の授業を紹介する記事を読んでもらった。

 小学五年から地元の公民館で開かれるイベントのボランティアとして活動しているという高校一年橋本成美さん(16)は、大人と一緒に月一回の定例会に参加し、企画運営を担っていることを紹介。「生徒会で活動していく上での糧になっている」と語った。同じ一年の大石瑠々さん(15)は、中学のときに幼稚園児と接するボランティアに参加したことがきっかけで、幼稚園教諭になるという夢が生まれたという。「大変だったけど、小さい子に『お姉ちゃん、ありがとう』と言われてすごくやりがいを感じた」と笑顔で話した。

 二人の話に耳を傾けた、高校二年杉山和也さん(17)は「アルバイトでは報酬としてお金を得られるが、ボランティアではやりがいや人のつながりを得られることがわかった」と口にした。

 しかし高校生にとって、社会参加で真っ先に思い浮かぶボランティア活動には、学校から押しつけられるものというイメージも強い。高校時代に生徒会で募金活動をした経験を持つ大学三年小長井海斗さん(21)が「どこか、やらないといけないと思っている部分もあると思う。何の募金だったかも覚えていない」と明かすと、参加者の多くがうなずいた。

 「強制的ではなく自主的に何かやってみたい」と思っても窓口が分からず、なかなか踏み出せないという声も多く出た。

 話し合いを終え、高校二年袴田捷太さん(17)は「インターネットを使って自分でもできそうなボランティアを積極的に探してみたい」と語る。同二年岡本真輝さん(17)は「社会参加に限らず自主性が大切。自主的に動いた方が得るものも大きいはず」と力を込めた。

(石川由佳理)

 

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