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弥千代姫の嫁入り道具を特別公開 彦根城博物館

弥千代が嫁入り道具として持参したひな道具の一部=彦根城博物館提供

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 幕末の大老井伊直弼(一八一五〜六〇年)の娘が嫁入り道具としていたひな人形とひな道具の展示が八日から、彦根城博物館で開かれる。江戸時代の大名の姫君らしく、きらびやかでみやびな婚礼の様子をうかがい知ることができる。三月四日まで。

 展示されるひなは、直弼の次女弥千代(一八四六〜一九二七年)が十三歳の時に高松藩(香川県)の松平家に嫁いだ際に持参した逸品。当時の嫁入り道具は人形だけでなく、金蒔絵(まきえ)を施すなどして本物さながらに豪華に仕上げた調度品のミニチュアもひな道具として持っていった。

 弥千代が高松藩の跡取りの頼聡(よりとし)に嫁いだ五八年は、桜田門外の変で直弼の暗殺される二年前。直弼の暗殺後には彦根藩に対する世間の風当たりが強まり厳罰を科されたことから、高松藩に影響を与えないように離縁した。その際に彦根藩に嫁入り道具一式を持ち帰ったため今も同館に伝わっている。

 弥千代は幕末の動乱後、明治時代になって両家に平穏が訪れると再び頼聡に嫁いだ。

弥千代が嫁入り道具として持参したひな人形

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 展示品の人形は男女で一対となっており、衣装は紙製の室町期の装束をまとっている。大小八十五点からなるひな道具は、井伊家の橘の家紋が随所にほどこされている。また地元の旧家に伝わるひな人形や段飾りも見ることができる。

 二月九日午前十一時と午後二時からは同館でギャラリートークを開く。会期中無休で、午前八時半〜午後五時。入場料は小中学生百五十円、大人三百円。

     ◇

 彦根城博物館は十一日から、開館三十二周年記念イベントを開く。展示観覧者を対象にくじ引きを行い、彦根城無料券や彦根屏風(びょうぶ)のミニチュアなどの記念品を渡す。記念品は三十二周年に合わせて三百二十個用意しており、なくなり次第終了する。

 (大橋貴史)

 

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