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「安全」厳しい視線 高島・陸自実弾訓練再開

再開された81ミリ迫撃砲の実弾射撃訓練=高島市の饗庭野演習場で

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 高島市の陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場で二十一日、昨年十一月の誤射事故で中止されていた、八一ミリ迫撃砲の実弾射撃訓練が再開された。同演習場では二月四〜十五日に、米軍の輸送機オスプレイを交えた日米共同訓練が予定されているだけに、地元からは安全対策が徹底されているかどうかに、厳しい目が注がれた。

 福井市長はこの日、訓練再開に先立ち、同市の陸自今津駐屯地で中部方面総監部(兵庫県伊丹市)の岸川公彦総監らに面会。同演習場で訓練中に二度にわたり誤射事故などがあり、市民生活に直接危害が及んだことや、オスプレイの事故が国内外で多発していることを踏まえ、安全徹底を重ねて求める要請書を手渡した。岸川総監は「多大な迷惑をかけた。二度とないように対応する」と厳しい表情で語った。

 要請書で福井市長は、二〇一三年に同演習場が、沖縄以外では初めてオスプレイが参加する訓練を受け入れたことに触れ「沖縄県の基地負担軽減も(国民全体で)共有すべき課題で、反対するべきではない」と受け入れを決断した心情を紹介。日米共同訓練の実施を午前八時〜午後八時とし、市街地など住宅密集地を避け、事前にオスプレイの飛行ルートを明らかにして、市民生活に影響しないよう配慮することを求めた。さらに、事故が発生した際には訓練をただちに中止し、政府の責任で対応するよう促した。

訓練の視察を終えて、感想を述べる福井市長=高島市の今津駐屯地で

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 その後、福井市長は周辺自治体の代表らとともに、射場から一・五キロ離れた高台から訓練の様子を視察。さらに、陸自第三師団(同)や近畿中部防衛局(大阪市)も訪れて、同様の要請を行った。二十二日には、防衛省や陸上幕僚監部にも出向く。

 一方、三日月大造知事も同日、防衛省近畿中部防衛局に対し、昨年十一月の誤射事故を踏まえ、日米共同訓練での安全対策の徹底を求める要請を行った。

 (宮川弘)

 

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