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小児科医の常勤、復活 市立長浜病院、近大が派遣合意

 湖北地域の小児救命救急診療の拠点の一つである、長浜市の市立長浜病院(同市大戌亥町)の小児科で常勤医が不在となっている問題で、同市が近畿大医学部(大阪府大阪狭山市)と、来年度から小児科医を常勤医として派遣してもらうことで合意したことが分かった。現在、派遣時期や人選作業を進めている。

 長浜病院によると、小児科は長年、岐阜大から医師の派遣を受けていたが、同県内の医療体制の充実を理由に同大が医師を引き揚げ、本年度から常勤医が不在になっていた。四月以降、外来診療は嘱託医や非常勤医師らが担当していたが、入院の受け入れができなくなっていた。また、小児救急医療も長浜赤十字病院(同市宮前町)に依頼するなどし、小児患者が減少していた。

 長浜市などによると、市は四月以降に後任探しを続け、関係者を通じて近畿大医学部と交渉。十月に小児科医の派遣で合意した。来年度から医学部内に湖北地域の小児医療を支える目的で、寄付講座「地域医療連携学総合講座(仮称)」を開設し、医師を派遣してもらう予定で、両者が年明けの協定締結に向けて準備を進めている。常勤医が派遣されるようになれば、入院患者の受け入れや小児救急医療の再開などが期待される。

 同院では、消化器内科でも常勤医が二〇一六年四月から不在だったが、今年十月から滋賀医科大(大津市)が一人を派遣。来年四月からは、さらに二人を追加派遣することが決まっている。

 藤井勇治長浜市長は「小児科に常勤医が来てもらえれば、赤ちゃんも入院できるようになる。消化器内科でも医師が増え、病院の経営改善にもつながる」と話している。 

 (浅井弘美)

 

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