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県立大4年の不破さん世界2位 ウインドサーフィン

世界選手権での準優勝を喜ぶ不破さん=彦根市八坂町の県立大で

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 県立大(彦根市)の四年生で、ウインドサーフィン部の不破有理子さん(22)=米原市下多良=が、八月にラトビア・リエパーヤで開かれた「テクノプラス世界選手権」の女子オープンクラスで準優勝した。大学入学後に競技を始め、たゆまぬ努力でつかんだ成果。不破さんは「ここまで来られるとは想像もしていなかった。本当にうれしい」と喜んだ。

 二〇一五年、環境科学部に入学。部活動勧誘の試乗会で初めて体験した琵琶湖でのウインドサーフィンが楽しく、入部を決めた。大学から競技を始める人がほとんどということもあり、「努力次第で勝てるようになるはず」と感じた。

 週二日、彦根市松原町の松原水泳場で練習に励んだが、同学年の部員と比べ、上達は遅かった。一年生の十月にあった大会では、風が強い中、初心者は転覆などの恐れがあるとして出場メンバーから外れた。

初の世界の舞台に挑む不破さん(JPN774のセイル)=8月、ラトビア・リエパーヤで(不破さん提供)

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 大会に出られなかった悔しさが練習に向き合う姿勢を変えた。当時、部内にいた学生日本代表選手の四年生男子に指導を依頼。週に二日だった練習はほぼ毎日となり、サーフィン中心の生活になった。

 「誰よりも練習した」と自負する通り、めきめきと腕を上げた。一六年三月、全国から選手が集まる新人戦で三位に入賞。三年生のときには、関西選手権の年間ランキング二位になった。今年三月、学生日本代表を決める選考レースで優勝し、初の世界選手権出場を決めた。「これまでよりハイレベルなレースができる」と心が躍った。

 八月四〜九日にあった世界選手権では、年齢制限のないオープンクラスに出場。競技は、風向きや風力をによって海上に設置される高さ一・五メートルの三つのマーカーを二周ほどする。六日間で十一レースをし、悪い方から二レース分を除いた順位点の合計で競った。

 前半三日間は、得意とする風の強さで、初日から首位に立つ絶好の滑り出し。後半三日間は、強風に苦しんだ。思うようにサーフボードを操れず、体の大きい海外選手らに後れを取ったが、粘り強く戦い、準優勝に輝いた。

 「ウインドサーフィンは、努力すれば結果が出ることを実感させてくれた。後輩には自分の記録を目標にしてほしい」。来年二月には、学生最後のインカレ団体戦に臨み、四年間の集大成となる舞台で後輩たちに雄姿を見せる。

 (稲垣遥謹)

 

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