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トチノキ巨木群を「守る会」が購入 長浜・伐採計画の業者と合意

山奥にひっそりとたたずむトチノキの巨木=2015年5月、長浜市木之本町金居原で

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 長浜市木之本町の杉野川上流に残るトチノキ巨木群の伐採計画を巡る問題で、市民団体「びわ湖源流の森林文化を守る会」は二十日、全国から集まった寄付金で、巨木四十本を業者から買い取ったと発表した。所有権を巡る四年半に渡って争った問題が、これで決着した。

 保全を巡っては、二〇一四年に伐採業者がトチノキを買い付けたことに対して、住民や自然保護団体が県と市に保全を要望。県などが買い取り交渉を行ったが、決裂し、一六年一月に伐採業者が立木の所有権を求めて提訴した。大津地裁は一七年一月に業者側の請求を棄却。大阪高裁の控訴審で、巨木を一本も伐採されることがない形で裁判を終えた。

 同会は今年七月、巨木を買い取るための基金を設立。四百人以上から寄付が寄せられ、十月に目標金額の千四百万円を上回る、千五百五十万円が集まった。寄付金は巨木の買い取りのほか、これまでの裁判費用や保全活動に当てるという。

 今後は、住民向けの観察会を開催し、実習や研究の場として保全活用を進めていくという。二十日に県庁で会見した嘉田由紀子共同代表は「今後は、自然の持つ価値を広めることに力を入れていきたい」と話した。

 (芳賀美幸)

 

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