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国友一貫斎の生涯を上演 江戸時代の発明家 長浜

一貫斎を演じる磯崎さん=長浜市国友町で

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 日本で初めて反射望遠鏡を製作した江戸時代の発明家、国友一貫斎(1778〜1840年)の活躍を描いた演劇が2日、出身地の長浜市国友町で上演された。あまり知られていない一貫斎の業績を発信しようと、10月に地元で設立された再評価委員会が初めて企画した。

 再評価委から依頼を受けた市内の演劇普及団体「まちなかえんげきワークショップfurico(ふりこ)」代表の磯崎真一さん(38)が、直木賞作家の故山本兼一さんの小説「夢をまことに」を基に脚本を執筆。「世の人のためになる道具を作りたい」と決意した一貫斎が苦労の末に最新の望遠鏡や空気銃を作り、凶作にあえいでいた国友を救うという内容を三十五分の劇に仕上げた。

 地元会館であった舞台では、一貫斎役の磯崎さんら七人が来場者九十人を前に熱演。「この世の不思議を究めたい」「夢があるから明日を信じて生きていける」などと生きざまを象徴するようなせりふを発し、夢を追い続けた生涯を紹介した。山本さんの妻の英子さん(55)=京都市=も駆け付け、舞台後に「胸がいっぱい。夫も感激していると思う」と話した。

 再評価委のメンバーで市学芸専門監の太田浩司さん(57)は「一貫斎は業績のわりに、知名度はいまひとつ。演劇を機に、映画化、ドラマ化と発展していけば、より広く魅力が発信できる」と話した。

 (渡辺大地)

 

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