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滋賀医大と大阪の町工場がタッグ 事業創出、人材育成で連携

連携協定書を手にする塩田学長(左から2人目)と木幡社長(同3人目)=大津市瀬田月輪町の滋賀医科大で

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 滋賀医科大(大津市瀬田月輪町)と、圧力計製造の木幡計器製作所(大阪市大正区)が八日、医工連携による事業創出と人材育成で連携協定を結んだ。医療関連機器の製品化も視野に入れており、医大と町工場が直接タッグを組むのは、全国的にも珍しいという。

 協定では、木幡計器製作所内に設けるベンチャー向けものづくり施設「ガレージ大正」を、同大の医師や学生らも利用し、施設で保有する加工機や測定機器を使って、自ら発案した機器の試作品を作れるようにする。開発に当たっては同社の職人らが支援し、逆に同社が開発を目指す医療機器などについては、医師らも協力する。

 同大では、カテーテル(管)の改良品などについて、県内企業を中心に共同で研究を進めてきたが、製品化には至りにくかった。木幡計器製作所は、工業用圧力計メーカーとして培った技術を基に、五年前から医療機器分野へ新規参入。開発を進めてきた「呼吸筋力測定器」の販売も控えている。同社と連携することで、医療現場のニーズから生まれた機器の製品化にまで、こぎ着けることが期待できるという。

 同大で開かれた協定の締結式では、塩田浩平学長と同社の木幡巌社長、両者を仲介した、中小企業の支援を手掛ける「リバネス」(本社・東京都)の高橋修一郎社長らが出席した。塩田学長は「木幡さんとの議論の中で、新しいアイデアが出て、ものづくりができれば、すばらしいものができるのではないか」と歓迎。木幡社長は「分野が違うものづくりと医療の中で、新たなものをつくるには、お互いの理解がないとできない。互いのことが分かる関係で、新しい医療機器を作っていく枠組みを、一緒に考えていきたい」と期待した。

 (浅井弘美)

 

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