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国友一貫斎の偉大さ知って 17日、長浜で体験学習会

国友一貫斎像=長浜市提供

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 江戸時代に近江国・国友村(現・長浜市国友町)で生まれた鉄砲かじ職人、科学技術者の国友一貫斎(くにともいっかんさい)(1778〜1840年)の偉業から学ぶ体験学習会「体験しよう!国友一貫斎が見た太陽黒点」が17日午後1時半から、国友町の長浜キヤノン体育館で開かれる。知名度の低い一貫斎の功績をアピールする長浜商工会議所などの取り組みの第1弾。

 当日は一貫斎の科学への情熱と探求心を知ってもらおうと、一貫斎が江戸時代に観測した天文記録を現代の科学技術で再現。直径四メートルの四次元デジタル地球儀「ダジック・アース」の球体表面に一貫斎の天文学の成果を映し出す。

 一貫斎は日本で初めて反射望遠鏡を製作したことで知られる。自ら作った望遠鏡を使い、国内初の太陽黒点連続観測にも成功。黒点の移動を記録した。月面や金星、木星、土星などの惑星も観測。一方で、研究の成果が後世に引き継がれなかったなどの理由で、一貫斎の存在はあまり知られていない。

 こうした中、一貫斎を顕彰しようと、長浜商議所や神照地域づくり協議会、国友町自治会などの役員らが十月下旬、「国友一貫斎再評価委員会」を設立。業績を多くの市民に知らせるシンポジウムや講演会、一貫斎の生涯を描いた小説「夢をまことに」(山本兼一著)のテレビドラマ化や映画化などを三年間で進めることにした。

 十七日の講師は国立天文台専門研究職員の萩野正興さん、京都大大学院理学研究科付属天文台研究員の大辻賢一さん、滋賀大教育学部准教授の大山政光さんら。再評価委メンバーで長浜市市民協働部学芸専門監の太田浩司さんは「現代に近い形で天体を観測していた一貫斎の偉大さが分かる内容。ぜひ体感してほしい」と話す。

国友一貫斎が描いた太陽黒点観測図=長浜市提供

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 入場無料。事前予約不要。駐車場あり。(問)長浜市役所歴史遺産課=0749(65)6510

 (桑野隆)

 

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