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守山・新市立図書館オープン ゆかりの武将・金森長近の書棚設置

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 守山市の新市立図書館が一日、同市守山五にオープンし、開館を待ちわびた多くの市民が本との出合いを楽しんだ。

 記念式典で宮本和宏市長は「新図書館は『本の森』をイメージした知の広場。温かみある空間で、ゆったり時間を過ごしてほしい」と利用を呼び掛けた。施設をデザインした建築家の隈研吾さんらも加わって、テープカットした=写真。

 生後十カ月の長男を連れて訪れた同市吉身一の主婦寺居麻里さん(35)は「天井が高く、開放感があって、空気が気持ちいい。施設のレイアウトや本の並べ方にも配慮が行き届いていて、子連れでも利用しやすい」と喜んでいた。

 新図書館は鉄骨二階建て、延べ四千二百平方メートル。蔵書は三十八万冊で、総事業費二十六億六千万円をかけた。

◆長近の書籍やレプリカ像

 新図書館一階の地域資料コーナーには、地元ゆかりの戦国武将、金森長近(一五二四〜一六〇八年)に関する書籍やレプリカ像を納めた書棚が設置された。

 江戸時代に長近が飛騨高山藩(現在の岐阜県高山市)の初代藩主を務めた縁で、以前から守山市と交流がある高山市の金森公顕彰会が、書籍とレプリカ像を寄贈。同市の家具会社、日進木工がこれらを収める書棚を贈った。書籍は百冊あり、レプリカ像は高山市の城山公園にある銅像を小さくしたもの。

 記念式典に出席した顕彰会の田中彰事務局長(67)は「施設の目立つ場所に設けていただき、ありがたい」と感謝。宮本和宏守山市長は「展示をきっかけに、両市の交流がさらに深まるといい」と期待した。

 長近は幼少期から十八歳まで、現在の守山市金森町で過ごしたとされる。だが、金森自治会の沢井進一会長(69)によると、当時の生い立ちを示す資料はほとんど残っておらず、「足跡にも不明な点が多い」という。顕彰会の三川洋史理事長(45)は、寄贈した書籍をきっかけにして、守山市で長近への関心が高まることを期待。「研究が進み、新たな発見が生まれるといい」と願った。

 (平井剛)

 

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