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東方朔人形の衣装、99年ぶり復元新調 大津祭・西王母山

新調された衣装が着付けられる東方朔人形=大津市中央で

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 十月七日に本祭がある大津祭で巡行する曳山(ひきやま)の一つ「西王母山」の上に乗せる東方朔(さく)人形の衣装が、一九一九(大正八)年以来九十九年ぶりに復元新調され、大津市中央の西王母山会所で十四日、お披露目会があった。

 二〇一六年三月に大津祭が国指定重要無形文化財に指定されたことを受け、一七年度から曳山や人形の修理事業を行っている。衣装の復元も、その一環。

 復元は約一年前から始まり、専門家を招いた会議などを重ねた。約六百万円をかけて絹糸と金箔(きんぱく)を使用し、傷んでいた衣装を九十九年前と同じ姿に復元することを目標とした。さらに、従来よりも強度が高まるように改善。以前の衣装にあった織り間違いなども、修復した。

 この日は、製作の中心となった川島織物(京都市)の職人明石文雄さん(71)ら三人が、東方朔人形に完成した衣装を着付けた。お披露目会には、西王母山桃山保存会員ら約二十人が集まり、一新した人形の姿を見て、祭り本番への気持ちを高めた。

 同保存会会長の高谷尊士さん(70)は「新調した衣装を、若い人たちに受け継いでもらうことが重要。けが人を出さず、祭りを無事に終わらせたい」と気を引き締めていた。

 (柳昂介)

 

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