トップ > 滋賀 > 9月13日の記事一覧 > 記事

ここから本文

滋賀

台風被害の復旧に「ひこにゃん基金」から3000万円 彦根市

 彦根市は、市の人気キャラクター「ひこにゃん」の商標使用許諾料の一部を災害対策のために積み立てている「市災害対策基金」から、三千万円を台風21号被害の復旧財源に充てるため取り崩した。数千万円規模で同基金から支出するのは初めて。復旧に向けた総額一億一千六百万円の補正予算財源の一部に充当する。

 基金は通称「ひこにゃん基金」と呼ばれ、東日本大震災を機に、二〇一一年五月に設立された。市は使用許諾料の三分の一を毎年度積み立て、今回の処分前の基金総額は三千百六十七万円に上っていた。

 台風21号の被害からの早期復旧のため、三千万円を取り崩し、補正予算財源に充当。基金の残高は、百六十七万円まで縮減する。補正予算案は、十二日に開かれた市議会定例会で可決された。これまでも、一六年の熊本地震に伴う職員派遣などで百万円前後の支出はあったものの、今回はかつてない規模の金額。犬井義夫総務部長は「災害対策という基金の趣旨にかなうものなので活用させていただく。再度積み立てられるように努める」と話した。

 彦根市では、観測史上最大となる最大瞬間風速46・2メートルを記録し、国宝・彦根城天守や国重要文化財の天秤櫓(てんびんやぐら)などのしっくいがはがれたほか、農作物にも甚大な被害が出た。 

 (大橋貴史)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索